WEBマーケティング戦略の必要性
WEBマーケティングは、インターネット環境の普及と携帯電話・モバイル機器・家庭用ゲーム機の保有・利用者の急激な増加を背景として注目されてきました。
現在、情報媒体(メディア)に対する行為者比率は、従来のテレビ・新聞主導の形態からインターネットへと大きく移行してきており、
広告費もTVをはじめとする各媒体が右肩下がりの中で、インターネット広告は2桁伸張で推移しています。
WEBマーケティングの活用は、このような環境下における経営・マーケティング戦略に必須のものとなっています。
インターネット利用者数及び人口普及率の推移
「出典:総務省情報通信政策局 平成20年版 情報通信白書」総務省「通信利用動向調査」により作成
- インターネット利用者数(推計)は、6歳以上で過去1年間にインターネットを利用したことがある者を対象として行った 本調査の結果からの推計値。インターネット接続機器については、パソコン・携帯電話・PHS・携帯情報端末・ゲーム機器などあらゆるものを含み、 利用目的についても、個人的な利用・仕事上の利用、学校での利用などあらゆるものを含む。
- 人口普及率(推計)は、本調査で推計したインターネット利用人口8,811万人を、平成19年10月の全人口推計1億2,769万人 (国立社会保障・人口問題研究所「我が国の将来人口推計(中位推計)」)で除したもの
- 平成9年から平成12年末までの数値は「通信白書」から抜粋。平成13年から平成19年末までの数値は、通年利用動向調査における推計値
- 調査対象年齢については、平成11年調査まで15〜69歳であったが、その後の高齢者および小中学生の利用増加を踏まえ、 平成12年調査は15〜79歳、平成13年調査以降は6歳以上に拡大したため、これらの調査結果相互間では厳密な比較はできない。
消費者行動の心理プロセス 〜AIDMAからAISASへ
インターネット利用者の普及に伴い、オンラインショッピング(eコマース)の利用者も増加し、消費者の行動もこれまでの店舗における消費行動が
Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)
という心理プロセスであったのに対し、
WEBのeコマース(電子商取引)においては
Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(購買)→Share(共有)
というプロセスへと変化しており、それに伴いプロモーション戦略も変化が求められます。
これまでは、消費者のAttention(注意)とInterest(関心)を持たせるための広告戦略とAction(購買)を起こさせるための営業戦略と
段階にあわせてプロモーションの手法は分離されていましたが、WEB媒体を利用したプロモーションは広告の効果だけでなく
営業としての役割もあわせ持つことができます。
そして、Search(検索)とShare(共有)の消費者行動において検索エンジンの利用、口コミサイの閲覧・投稿等はユーザーにとって
最も効率の良い目的達成のための手段となっており、マーケティングにおいて必要不可欠の要素となります。